飛騨御坊・高山別院照蓮寺・真宗大谷派 岐阜高山教区 高山教務支所

寺宝館・中村久子展

開閉時間 9時~15時
入場料 無料

高山別院には「寺宝館」を設けております。「高山別院寺宝館」では、飛騨の地における親鸞聖人の「念仏の教え」が広まった変遷を知ることができます。それだけではなく、高山が「飛騨の小京都」と呼ばれるように、京の町並みを模して碁盤目状の城下町の町作りや寺社の建築も進め、飛騨高山の原型を作ったといわれる、「金森長近」ゆかりの甲冑を所蔵しており、高山形成の歴史に触れていただくこともできます。

また寺宝館には中村久子展も併設しております。中村久子さんは幼い頃に突発性脱疽を患い、3歳の時に両手両足を切断されました。しかしながら努力と独学を重ね、手足が無くなりながらも文字を書き、縫い物、編み物までこなすまでになりました。苦難ともいえる自活の中、1937年に中村久子さんはヘレン・ケラーと対面し手作りの人形を贈り、ヘレン・ケラーは「私より不幸な人、そして偉大な人」と中村久子さんへ言葉をおりました。

中村久子さんの障害の事実を身に引き受けて生きた人生は、健常者・障がい者を問わず、「生まれた意味と生きる意義」を「自らに問わしめる」ものであり、人生の深い意味を学び知ることができるものではないでしょうか。

寺宝館・中村久子展のご案内を希望される方(団体)は、事前に高山別院照蓮寺 (0577-32-0688)までご連絡ください。

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